『甘いリンゴ』と『甘いリンゴ』どちらを選ぶ?
- 2013年05月13日 |
- HP文章 |
おはようございます!
顧客獲得ホームページコンサルタントの露木です。
ここに『甘いリンゴ』と『甘いリンゴ』があります。
あなたはどちらが食べたいですか?
選びましたか?
いや、選べましたか?
おそらく選べないと思うんです。
なぜなら、2つとも『甘いリンゴ』で違いが分からないから。
でも、もしかしたらこの2つのリンゴは細かく見ていくと
本当は違うかもしれません。
例えば
・糖度
・産地
・品種
・農法
など。
同じ『甘い』でも、甘さのレベルが違うかもしれません。
片方はなかなかスーパーなどでは買えない希少なリンゴかもしれません。
それでも、『甘いリンゴ』と表現してしまったら選べないんです。
製造業の社長とお話ししたときのことです。
その企業は『精度』に自信があるとのことで、
『競合は誤差3/1000ミリの精度しか出せないが、
ウチは誤差1/1000ミリの精度を出すことができる。』
と説明してくれました。
私は、
『それはすごいですね!』
と感心したのですが、
ホームページを見てみると、
『高精度です!』
としか書いていなかったんですね。
誤差3/1000ミリの競合だって、
ホームページ上では『高精度』と言っています。
本当は同じ高精度でも、
3/1000ミリと1/1000ミリ
精度のレベルが違うのですが
『高精度』という抽象的な言葉では
違いが分からなくなってしまうんですね。
・高品質
・高精度
・上質
・高級
・大人気
といった、抽象的な言葉をいくら並べても、
お客さんには違いが伝わらないので注意が必要です。
抽象的な言葉は、
数字、比較、例え、といったやり方で、
できる限り具体的に伝えられないか考えてみてください。
それだけでも、グッと伝わる表現になりますよ。